東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを経営するオリエンタルランドが2015年4月1日から入園パスポートの値上げを発表しました。最初の情報は日経新聞で値上げ情報が掲載され、一度はオリエンタルランド社から否定する発表があったのですが、結局は正式に値上げ発表となった様です。
今までのパターンでも日経新聞の記事 → オリエンタルランド否定 → 後日値上げ正式発表 の流れで値上げしてきているので、日経新聞に掲載があった時に覚悟をしていたファンも多いと思いますが、否定したその日の内に値上げ発表という流れには驚きでした。以下に具体的な料金変更の内容をまとめました。
入園パスポート値上げ
券種 | 現行料金 | 改定料金 | ||||
大人 | 中人 | 小人 | 大人 | 中人 | 小人 | |
1デーパスポート | 6400円 | 5500円 | 4200円 | 6900円 | 6000円 | 4500円 |
2デーパスポート | 11000円 | 9800円 | 7600円 | 12400円 | 10800円 | 8000円 |
3デーマジックパスポート | 14200円 | 12700円 | 9800円 | 16600円 | 14400円 | 10700円 |
4デーマジックパスポート | 16500円 | 14800円 | 11500円 | 20800円 | 18000円 | 13400円 |
シニア | 5700円 | 6200円 | ||||
スターライトパスポート | 5000円 | 4400円 | 3500円 | 5400円 | 4700円 | 3500円 |
アフター6パスポート | 3900円 | 4200円 |
大人:18才以上、中人:中学・高校(12才~17才)、小人:幼児・小学生(4才~11才)、シニア(65才以上)
改定料金を見ますと現行料金から500円の値上げとなっています。(小人は300円)また、スターライトパスポートやアフター6パスポートも値上げ幅は小さいですが同じく値上げとなっています。アフター6パスポートは2014年9月1日に500円値上げしてからあまり日数が経過していませんが、値上げ対象となった様です。午後6時から午後22時までで4200円をどう捉えるです。
パスポート料金の値上げの影で目だっていませんがシニアの対象年齢変更も大きな値上げだと思います。今まで60歳才以上がシニア料金となっていましたが、今後は65才以上がシニア料金となります。少子高齢化社会を見据えてでしょうか・・・。年齢が若くなる程に値上げ率が低いのが特徴です。
年間パスポート値上げ
券種 | 現行料金 | 改定料金 | ||||
大人 | 中人 | 小人 | 大人 | 中人 | 小人 | |
2パーク共通 | 82000円 | 55000円 | 86000円 | 56000円 | ||
単パス(TDL or TDS) | 53000円 | 37000円 | 59000円 | 38000円 | ||
2パーク共通シニア | 61000円 | 73000円 | ||||
単パスシニア | 41000円 | 50000円 |
パスポート値上げに伴い当然年間パスポートも値上がりします。1デーパスポートの値上げ率を考えると年パスの値上げ幅は少なめになっています。しかし注目はやはりシニアのパスポートで対象年齢が60才以上から65才以上になった上に料金の値上げ率も大幅な物になっており年金暮らしの方にはダメージの大きい変更となりそうです。夢の国でありながら今後の年金問題という強烈な現実を突きつけられる思いです・・・。
今後
オリエンタルランドの値上げ発表の中に以下の文言がありました。
ハード、ソフトの両面でパークを訪れるゲストの体験価値向上に努めてまいりました
ハード面では新しいアトラクションを積極的に投入したり今後の拡張や刷新プランなど力を入れているのを実感しており納得感があります。しかし、ソフト面では最近のショーやパレードを見ていてその言葉はあまり実感できていない物があります。エンタメにかけている予算が年々削減されているのは年間パスポートを買う様なファンなら皆が知っている事です。値上げの事実は事実で受け止めますが、「ハード、ソフトの両面でパークを訪れるゲストの体験価値向上に努めてまいりました」と聞いて素直に納得出来る様なショーやパレードを見せて欲しいです。
値上げするからには、いままで以上に現実を忘れられる夢の国である事を期待しています。